親が歩かなくなった時にすること|理学療法士が原因と対策を解説
「最近、親が歩かなくなった」
「買い物にも行かなくなった」
「家で座っている時間が増えた」
そんな変化に気づいて不安になるご家族は少なくありません。
実は、高齢者が歩かなくなることは単なる運動不足ではありません。
放置すると筋力低下が進み、転倒や要介護状態につながる可能性があります。
しかし早めに対応することで、再び歩く習慣を取り戻せるケースも多くあります。
今回は理学療法士の視点から、高齢の親が歩かなくなった時の原因と対策を解説します。
なぜ親は歩かなくなるのか?
まず知っておいていただきたいのは、「歩かない」のではなく「歩けなくなり始めている」可能性があるということです。
高齢者が歩かなくなる背景には様々な原因があります。
筋力低下
加齢とともに筋肉量は減少します。
特に太ももやお尻の筋力が低下すると、歩くこと自体が疲れるようになります。
膝や股関節の痛み
変形性膝関節症や股関節痛によって、歩くことが苦痛になっている場合があります。
転倒への不安
一度転倒した経験がある方は、転ぶことを恐れて外出を避けるようになることがあります。
病気や入院後の体力低下
退院後に活動量が減り、そのまま歩く習慣がなくなってしまうケースも少なくありません。
歩かなくなるとどうなる?
歩かなくなることで最も怖いのは、さらに歩けなくなることです。
活動量が減ると、
- 筋力低下
- バランス能力低下
- 歩行速度低下
- 転倒リスク増加
- 外出機会減少
- 認知機能低下
につながる可能性があります。
この状態は「フレイル」と呼ばれ、介護が必要になる前段階として注目されています。
まず家族が確認するべきこと
親に「歩きなよ」と言う前に、なぜ歩かないのかを確認しましょう。
例えば、
- 膝が痛い
- 腰が痛い
- 股関節が痛い
- 息切れする
- ふらつく
- 疲れやすい
などの理由が隠れている場合があります。
本人も気づいていないケースがあるため、普段の様子を観察することが大切です。
無理に歩かせるのは逆効果
ご家族としては心配になるため、
「散歩しなさい」
「もっと歩いた方がいい」
と言いたくなるかもしれません。
しかし、本人に痛みや不安がある状態で無理に歩かせると逆効果になることがあります。
まずは本人の不安や身体状態を理解することが重要です。
家でできる対策
立ち座り運動
椅子から立つ・座るを繰り返すだけでも良い運動になります。
家の中を歩く
いきなり散歩を目指さなくても大丈夫です。
まずは家の中を歩く時間を増やしましょう。
外へ出る目的を作る
散歩そのものではなく、
- 買い物
- カフェ
- 公園
- 孫との外出
など目的がある方が継続しやすくなります。
こんな場合は専門家への相談がおすすめ
- 歩く距離が急に減った
- 転倒したことがある
- 杖を使い始めた
- 退院後から歩かなくなった
- 外出を嫌がる
- 立ち上がりが難しくなった
こうした場合は、身体機能の低下が進んでいる可能性があります。
早めに理学療法士へ相談することをおすすめします。
理学療法士によるシニアトレーニングという選択肢
歩かなくなった原因が筋力低下やバランス能力低下であれば、適切な運動によって改善が期待できます。
理学療法士は、
- 歩行能力
- 筋力
- 姿勢
- 関節の動き
- 転倒リスク
を評価しながらサポートします。
そのため、「何をすれば良いかわからない」というご家族にもおすすめです。
HabiFillの出張リハビリ・シニアトレーニング
HabiFillでは、理学療法士による出張リハビリ・シニアトレーニングを提供しています。
ご自宅へ訪問するため、外出が難しい方でも安心です。
また、歩行改善や転倒予防だけでなく、退院後の体力回復や介護予防にも対応しています。
ご自宅への訪問だけでなく、HabiGym店舗での整体×マシンピラティス×パーソナルトレーニングにも対応しています。
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まとめ
親が歩かなくなった時は、単なる運動不足ではなく身体機能低下のサインかもしれません。
無理に歩かせるのではなく、まず原因を確認することが大切です。
早めに対応することで、歩く力や外出機会を取り戻せる可能性があります。
「最近親が歩かなくなった」と感じたら、一度専門家へ相談してみましょう。

