脳と身体の関係から考えるリハビリ|神経科学に基づいたHabiFillのアプローチ
リハビリは「脳」を変えることから始まる
「リハビリ」と聞くと、多くの方は筋肉を鍛えたり、関節を動かしたりすることをイメージされるかもしれません。しかし、実は私たちの身体を動かしているのは「脳」です。
筋肉は単独では動きません。脳からの指令があって初めて動くのです。つまり、身体の動きを改善するということは、実は「脳の働きを改善する」ことに他なりません。
特に脳血管疾患後の方、パーキンソン病などの神経疾患の方だけでなく、慢性痛を抱える方、動作がぎこちなくなった方、バランスが悪くなった方――すべての方にとって、脳と身体の関係を理解することは、より効果的なリハビリを受けるための鍵となります。
脳が身体を動かす仕組み
運動の司令塔としての脳
私たちが何か動作をする時、以下のようなプロセスが瞬時に起こっています。
1. 計画(運動前野・補足運動野)
- 「コップを持ち上げよう」という意図が生まれる
- どのように動くかの計画を立てる
2. 指令(一次運動野)
- 具体的な筋肉への指令が出される
- 「この筋肉をこれだけ収縮させる」という信号
3. 実行(脊髄・末梢神経・筋肉)
- 脳からの信号が神経を通って筋肉に伝わる
- 筋肉が収縮し、実際の動きが生まれる
4. フィードバック(感覚神経・小脳)
- 身体の位置や動きの情報が脳に戻される
- 「計画通りに動けているか」を確認
- 必要に応じて動きを修正
このように、動作は脳と身体の双方向のコミュニケーションによって成り立っています。
脳の可塑性(かそせい)
脳には「可塑性」という驚くべき能力があります。これは、経験や学習によって脳の構造や機能が変化する能力のことです。
脳の可塑性の例
- 新しい技術を習得すると、関連する脳の領域が発達する
- 脳梗塞で一部が損傷しても、他の部位が機能を代償できる
- 繰り返し練習することで、動作がスムーズになる
- 使わない機能は衰える(廃用)
この可塑性こそが、リハビリで機能が改善する科学的根拠なのです。適切な刺激と反復練習により、脳は何歳になっても変化し、学習することができます。
脳血管疾患後のリハビリと脳の関係
脳損傷が引き起こす問題
脳梗塞や脳出血により脳の一部が損傷すると、その部位が担っていた機能に障害が生じます。
損傷部位による障害の例
- 運動野の損傷:片麻痺(体の片側の麻痺)
- 感覚野の損傷:感覚の鈍麻や異常
- 言語野の損傷:失語症
- 小脳の損傷:バランス障害、協調運動障害
しかし、脳には可塑性があるため、適切なリハビリにより機能の回復や代償が可能です。
神経可塑性を促すリハビリ
1. 反復練習の重要性 同じ動作を繰り返し練習することで、脳内の神経回路が強化されます。これを「使用依存的可塑性」と言います。
週1回のリハビリよりも、週2回、3回と頻度を上げることで、より効果的に脳の再編成が促されます。
2. 課題指向型訓練 実際の生活で必要な動作(立ち上がる、歩く、物を掴むなど)を訓練することで、脳はその動作に特化した回路を形成します。
漠然とした運動よりも、明確な目的を持った動作の方が、脳の学習効率は高まります。
3. フィードバックの活用 自分の動きを見る(視覚)、感じる(感覚)、結果を確認するといったフィードバックにより、脳は効率的に学習します。
理学療法士は、適切なフィードバックを提供することで、学習を促進します。
4. 適切な難易度設定 簡単すぎても難しすぎても、脳の学習は起こりません。少し挑戦的だが達成可能な課題を設定することが重要です。
パーキンソン病と脳の関係
パーキンソン病のメカニズム
パーキンソン病は、脳の「黒質」という部位でドーパミンを産生する神経細胞が減少することで起こります。
ドーパミンの役割
- スムーズな動作の開始と実行
- 動きの大きさや速さの調整
- 姿勢の制御
ドーパミンが減少すると:
- 動作が小さく、遅くなる(無動、寡動)
- 筋肉が硬くなる(固縮)
- 震えが出る(振戦)
- バランスが悪くなる(姿勢反射障害)
パーキンソン病のリハビリと脳
薬物療法でドーパミンを補充するだけでなく、リハビリによって脳の代償機能を引き出すことができます。
1. 外部キューの利用 視覚的な目印(床のテープ)や聴覚的なリズム(メトロノーム)を使うことで、ドーパミン系以外の脳の回路を活用し、動きを改善できます。
2. 大きな動きの練習 意識的に大きな動きを練習することで、小さくなりがちな動作を改善します。これにより脳が「大きく動く」パターンを再学習します。
3. デュアルタスク訓練 二つの課題を同時に行う訓練により、認知機能と運動機能の統合を促します。
慢性痛と脳の関係
痛みは脳が作り出している
実は、痛みという感覚は身体ではなく「脳」で作り出されています。
急性痛と慢性痛の違い
急性痛
- 組織の損傷に対する正常な警告信号
- 損傷が治癒すれば痛みも消える
慢性痛
- 組織の損傷が治っても痛みが続く
- 脳の痛み処理システムが過敏になっている
- 「痛みの記憶」が脳に刻まれている状態
脳の変化による慢性痛
慢性痛が続くと、脳に以下のような変化が起こります:
1. 痛み処理の過敏化 少しの刺激でも強い痛みとして感じるようになる
2. 痛み回路の強化 痛みを感じる神経回路が強化され、痛みが習慣化する
3. 運動野の縮小 痛みのある部位を動かさなくなることで、脳の運動野が縮小する
4. ストレスや不安の増大 痛みへの恐怖や不安が、さらに痛みを増強する悪循環
慢性痛に対するリハビリと脳
1. 段階的な運動 恐怖を感じない範囲から徐々に動かすことで、「動いても大丈夫」という信号を脳に送ります。
2. 痛みへの理解 痛みのメカニズムを理解することで、痛みへの恐怖が減り、脳の過敏性が低下します。
3. 正常な動作パターンの再学習 痛みを避けるために身についた異常な動きを修正し、正常な動作パターンを脳に再学習させます。
加齢による機能低下と脳
使わなければ衰える脳
高齢になると、身体機能が低下するのは自然なことですが、その大きな原因の一つは「使わないこと」にあります。
廃用による脳の変化
- 活動量が減ると、運動を司る脳の領域が縮小する
- 複雑な動作をしなくなると、協調性を司る脳の機能が低下する
- 新しいことに挑戦しなくなると、脳の可塑性が低下する
脳を活性化するリハビリ
1. 多様な動作の練習 単純な動作だけでなく、複雑で挑戦的な動作を練習することで、脳を活性化させます。
2. 認知課題と運動の組み合わせ 計算しながら歩く、しりとりしながら体操するなど、認知課題と運動を組み合わせることで、脳の複数の領域を同時に刺激します。
3. 新しい技術の習得 新しい動作や技術に挑戦することで、脳の可塑性が促されます。
HabiFillが実践する脳科学に基づいたリハビリ
1. 個別評価による最適なプログラム
お一人おひとりの脳の状態、身体機能、生活環境を総合的に評価し、最も効果的なリハビリプログラムを作成します。
評価の視点
- 神経学的評価(反射、筋緊張、協調性など)
- 認知機能評価(注意力、記憶力、遂行機能など)
- 動作分析(どのように身体を使っているか)
- 生活環境評価(どんな刺激があるか)
2. 反復と頻度の重視
脳の可塑性を最大限に引き出すには、十分な反復練習と適切な頻度が必要です。
自費リハビリの利点
- 介護保険の回数制限がない
- 週2回、3回、あるいはそれ以上の頻度で実施可能
- 一回のリハビリ時間も60分以上確保できる
脳の学習には、「量」も重要な要素です。
3. 課題指向型・生活に即した訓練
実際の生活で必要な動作を、実際の環境で練習することで、脳は実用的な学習をします。
訪問リハビリの利点
- 実際の生活環境で訓練できる
- トイレ、階段、キッチンなど、実際の場所で練習できる
- 学習した動作を生活にすぐに活かせる
4. 適切な難易度とフィードバック
理学療法士は、その方の能力に合わせて適切な難易度を設定し、効果的なフィードバックを提供します。
フィードバックの種類
- 言葉による説明(何が良くて、何を改善すべきか)
- 視覚的フィードバック(鏡、動画撮影)
- 触覚的フィードバック(手で導く、位置を示す)
- 結果の確認(目標達成できたか)
5. 継続的な再評価と修正
脳の変化は継続的なプロセスです。定期的に評価を行い、プログラムを修正していきます。
進行に応じた調整
- 初期:基本的な動作の再学習
- 中期:より複雑な動作、応用動作
- 後期:実生活での応用、より高度な目標
6. 認知機能への配慮
身体機能だけでなく、認知機能にも配慮したリハビリを提供します。
認知機能を刺激するアプローチ
- デュアルタスク訓練
- 判断を必要とする課題
- 記憶を使う訓練
- 注意力を要する動作
脳と身体の関係を理解することの重要性
患者さん・ご家族にとってのメリット
1. 納得して取り組める なぜこの訓練をするのか、どう脳に働きかけるのかを理解することで、より積極的に取り組めます。
2. 期待が現実的になる 脳の回復には時間がかかることを理解し、焦らず継続できます。
3. 日常生活でも意識できる リハビリの時間だけでなく、日常生活でも脳を刺激する行動を意識できます。
理学療法士にとってのメリット
1. 科学的根拠に基づいた治療 経験だけでなく、神経科学の知見に基づいたリハビリを提供できます。
2. より効果的なアプローチ 脳のメカニズムを理解することで、最も効果的な介入方法を選択できます。
3. 説明能力の向上 患者さんやご家族に、わかりやすく説明できます。
利用者の方の声
60代男性のケース(脳梗塞後) 「脳梗塞で右半身に麻痺が残りました。病院では筋トレ中心でしたが、HabiFillの理学療法士さんは、『脳が新しい動き方を学習する必要がある』と説明してくれました。ただ筋肉を動かすだけでなく、どう脳に働きかけるかを意識した訓練を週3回続けたところ、3ヶ月で歩行が驚くほど改善しました。脳のリハビリという考え方に納得しています」
70代女性のケース(パーキンソン病) 「パーキンソン病で動作が小さくなり、バランスも悪くなっていました。HabiFillでは、床に目印をつけたり、リズムに合わせて歩いたり、『脳の別の回路を使う』訓練をしてくれました。最初は半信半疑でしたが、確かに大きく歩けるようになり、すくみ足も減りました。脳のメカニズムを理解できて、前向きに取り組めています」
50代女性のケース(慢性腰痛) 「10年以上の慢性腰痛で、『もう治らない』と諦めていました。HabiFillの先生は、『痛みは脳が作り出している面もある』と説明し、段階的に動かす訓練をしてくれました。最初は怖かったですが、『動いても大丈夫』という経験を重ねることで、脳が変わると教えてもらいました。3ヶ月で痛みが半減し、日常生活が楽になりました」
80代男性のケース(廃用症候群) 「入院で筋力が落ち、歩くのも不安定になっていました。『もう年だから仕方ない』と思っていましたが、理学療法士さんは『脳は何歳でも学習できる』と言ってくれました。新しい動作に挑戦したり、頭を使いながら体操したり、脳を刺激する訓練を続けました。80代でも改善できると実感し、自信が戻りました」
よくあるご質問
Q. 高齢でも脳は変化しますか?
A. はい、脳の可塑性は何歳になっても存在します。適切な刺激と反復練習により、高齢の方でも脳は学習し、機能は改善します。
Q. 脳梗塞から何年も経っていますが、今からでも改善しますか?
A. はい、発症から年数が経過していても、適切なリハビリにより改善は可能です。脳の可塑性は慢性期でも働きます。
Q. 週に何回くらいリハビリを受けるのが効果的ですか?
A. 脳の学習には反復が重要なので、週2〜3回が理想的です。より早く改善したい場合は、週4回以上も可能です。頻度が高いほど、脳の変化は促進されます。
Q. リハビリ以外の時間はどう過ごせばいいですか?
A. 日常生活でも積極的に身体を動かし、新しいことに挑戦することが大切です。散歩、家事、趣味など、脳を刺激する活動を心がけてください。
Q. 認知症があってもリハビリは効果がありますか?
A. はい、認知機能に配慮したリハビリを行うことで、身体機能の改善は可能です。むしろ、身体を動かすことは認知機能の維持にも効果的です。
Q. 料金はどのくらいかかりますか?
A. 自費サービスのため、保険は適用されませんが、十分な頻度と時間で質の高いリハビリを受けられます。詳しい料金体系については、HabiFillの公式ホームページをご覧ください。
脳から変える、本当のリハビリを
身体の動きを改善するということは、脳を変えるということです。筋肉を動かすだけでなく、脳の可塑性を最大限に引き出すアプローチこそが、真のリハビリテーションと言えます。
HabiFillは、神経科学の知見に基づいた、脳と身体の関係を重視したリハビリを提供します。理学療法士が、お一人おひとりの脳の状態を評価し、最も効果的な方法で脳の学習を促します。
「脳梗塞や脳出血後、もっと良くなりたい」 「パーキンソン病の症状を改善したい」 「慢性痛から解放されたい」 「高齢だけど、まだまだ改善したい」
そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一度HabiFillのホームページをご覧ください。脳科学に基づいた、本質的なリハビリをご提案いたします。
今すぐHabiFillの公式サイトで詳細を確認する https://reha.habifill.co.jp/
東京23区とその近隣地域で、脳と身体の関係を重視した専門的なリハビリをお探しの方のご相談をお待ちしています。まずはホームページから、サービスの詳細をご確認ください。お問い合わせもホームページから承っております。
脳を変えることで、身体は変わります。あなたの可能性を、一緒に引き出しましょう。
詳しくはHabiFill公式サイトへ
サービス内容や料金、よくあるご質問については、HabiFill公式サイト(https://reha.habifill.co.jp/)で詳しくご確認いただけます。
ご自身やご家族の状況に合わせた最適なリハビリプランをご提案いたしますので、まずはホームページから詳細情報をご覧ください。
Habi Gymは、国家資格の理学療法士が常駐しているため、持病をお持ちでも、専門的な観点からオーダーメイドのプログラムを提供することできるパーソナルジムです。リハビリで病院やクリニックに通っていたが、その後も体の悩みが改善されない方は一度ご相談ください。

