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セラピストが大切にしている評価ポイント|HabiFillの理学療法士が見ている視点

リハビリの成否は「評価」で決まる

「リハビリを受けているけれど、何を見られているのかよくわからない」 「毎回同じような訓練ばかりで、本当に効果があるのか不安」 「セラピストは何を基準に判断しているのだろう?」

リハビリを受けている方の中には、こうした疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、理学療法士が行う「評価」こそが、効果的なリハビリの鍵を握っています。表面的な症状だけを見るのではなく、その背後にある本質的な問題を見抜く――これが理学療法士の専門性の核心です。

HabiFillの理学療法士が大切にしている評価のポイントを、わかりやすく解説します。これを読めば、理学療法士がどのような視点であなたの身体を見ているのか、そしてなぜその評価が重要なのかが理解できるはずです。

評価の基本姿勢:「見る」のではなく「観る」

表面だけを見ない

優れた理学療法士は、表面的な症状だけを見ません。「どこが痛い」「どこが動かない」という訴えの背後に、なぜそうなっているのかという原因を探ります。

表面的な見方

  • 「膝が痛い」→膝をマッサージする
  • 「歩けない」→歩く練習をする
  • 「筋力が弱い」→筋トレをする

本質的な見方(評価に基づく)

  • 「膝が痛い」→なぜ膝に負担がかかっているのか?股関節の硬さ?体幹の弱さ?歩き方のクセ?
  • 「歩けない」→何が歩行を妨げているのか?筋力?バランス?恐怖心?関節の硬さ?
  • 「筋力が弱い」→なぜ弱くなったのか?使っていない?神経の問題?代償パターンがある?

身体全体をシステムとして捉える

人間の身体は、各部位が独立して働いているのではなく、全体が連動したシステムです。優れたセラピストは、一つの症状を見る時も、必ず全体との関係性を考えます。

HabiFillのセラピストが大切にする8つの評価ポイント

1. 姿勢の評価:身体の「デフォルト設定」を見る

姿勢は、その人の身体の使い方の履歴を物語ります。

立位での観察ポイント

  • 左右の肩の高さは揃っているか
  • 骨盤の傾きや回旋はないか
  • 背骨のカーブ(生理的湾曲)は正常か
  • 膝は過伸展していないか、逆に曲がっていないか
  • 足のアーチは保たれているか
  • 重心はどこにかかっているか(前後・左右)

座位での観察ポイント

  • 背中は丸まっていないか
  • 骨盤は後傾していないか
  • 左右の体重のかけ方に偏りはないか
  • 足底はしっかり床についているか

評価の意味 不良姿勢は、特定の筋肉や関節に持続的なストレスをかけます。猫背であれば首や肩に負担がかかり、骨盤が傾いていれば腰や股関節に問題が生じやすくなります。

姿勢を評価することで、現在の症状がなぜ生じているのか、そしてどこにアプローチすべきかの手がかりが得られます。

2. 動作分析:「どう動いているか」を詳細に観る

静止した姿勢だけでなく、実際の動作を詳細に観察します。

歩行の観察

  • 歩幅は左右均等か
  • 足の運び方(踵から接地しているか)
  • 骨盤や体幹の動き
  • 腕の振り方
  • 重心移動のパターン
  • リズムと速度
  • バランスの取り方

立ち上がり動作の観察

  • どこに手をついているか
  • 前傾の仕方
  • 体重移動のタイミング
  • 膝や足首の使い方
  • スムーズに立てているか、何度も試みているか

階段昇降の観察

  • どちらの足から昇るか、降りるか
  • 手すりの使い方
  • 体幹の安定性
  • 恐怖心はないか

日常生活動作の観察

  • トイレでの動作
  • 入浴動作
  • 着替えの動作
  • 家事動作

評価の意味 動作を見ることで、痛みや不自由さの本当の原因が明らかになります。例えば、「右膝が痛い」という訴えに対して、歩行を観察すると、実は左足をかばって右足に過剰な負担がかかっていることが判明する、といったケースは少なくありません。

3. 筋力評価:「強さ」と「バランス」を見る

筋力評価では、単に強い・弱いだけでなく、全体のバランスを見ます。

評価のポイント

  • どの筋肉が弱いか
  • どの筋肉が過剰に働いているか
  • 左右のバランスは取れているか
  • 拮抗筋(相対する筋肉)のバランスはどうか
  • 持久力はあるか

重要視する筋群

  • 体幹筋群(姿勢保持と動作の安定性)
  • 股関節周囲筋(歩行と立位の安定性)
  • 肩甲骨周囲筋(肩の安定性と動作)
  • 足関節周囲筋(バランスと歩行)

評価の意味 弱い筋肉だけでなく、過剰に働いている筋肉を見つけることも重要です。過剰に働く筋肉は疲労しやすく、痛みの原因になります。また、筋力のバランスが崩れていると、効率的な動作ができず、特定の部位に負担が集中します。

4. 関節可動域評価:「硬さ」がどこに影響しているかを見る

関節がどれだけ動くかを評価しますが、それだけでなく、その硬さが全体にどう影響しているかを見ます。

評価する関節

  • 頸部(首)
  • 肩関節
  • 胸椎(背中の上部)
  • 腰椎
  • 股関節
  • 膝関節
  • 足関節

評価の視点

  • 単に「硬い」だけでなく、なぜ硬いのか(筋肉の緊張?関節の問題?痛みによる保護?)
  • その硬さが他の部位にどう影響しているか
  • 日常生活でどんな制限をもたらしているか

評価の意味 例えば、股関節が硬いと、その分を腰椎が補おうとして過剰に動き、腰痛の原因となります。足首が硬ければ、膝や股関節に負担がかかります。一箇所の硬さが、連鎖的に問題を引き起こすのです。

5. バランス評価:「安定性」と「反応」を見る

バランス能力は、転倒予防だけでなく、すべての動作の基盤です。

評価のポイント

  • 静的バランス(じっと立っていられるか)
  • 動的バランス(動きながらバランスを保てるか)
  • 予測的姿勢制御(動作前にバランスを準備できるか)
  • 反応的姿勢制御(バランスを崩した時に立て直せるか)
  • 視覚依存の程度(目を閉じるとバランスが崩れるか)
  • 外乱に対する反応(押された時の反応)

様々な条件での評価

  • 両足で立つ
  • 片足で立つ
  • つま先立ち
  • 狭い台の上に立つ
  • 目を閉じて立つ
  • 動きながらのバランス

評価の意味 バランスが悪いと、動作が不安定になり、転倒リスクが高まります。また、バランスへの不安は活動範囲を狭め、さらなる機能低下を招きます。バランス能力を正確に評価することで、適切な訓練と転倒予防策を提案できます。

6. 感覚評価:「感じる力」を見る

感覚は、適切な動作を行うための重要な情報源です。

評価する感覚

  • 触覚(触られているのがわかるか)
  • 痛覚(痛みを感じるか)
  • 温度覚(熱い・冷たいがわかるか)
  • 位置覚(目を閉じても手足の位置がわかるか)
  • 運動覚(動きを感じられるか)
  • 深部感覚(関節の角度がわかるか)

評価の意味 特に脳血管疾患後の方では、感覚障害が動作に大きく影響します。位置覚が低下していると、目で見ないと手足の位置がわからず、動作が不安定になります。感覚の状態を評価することで、視覚を使った代償戦略などを提案できます。

7. 認知機能評価:「考える力」が動作に与える影響を見る

身体機能だけでなく、認知機能も動作に大きく影響します。

評価のポイント

  • 注意力(一つのことに集中できるか、複数のことに注意を向けられるか)
  • 記憶力(指示を覚えられるか、学習できるか)
  • 遂行機能(計画を立てて実行できるか)
  • 視空間認知(空間を正しく認識できるか)
  • 判断力(適切な判断ができるか)

動作との関連

  • 注意力が低下していると、歩行中に話しかけられるとバランスを崩す
  • 遂行機能が低下していると、複雑な動作の手順がわからない
  • 視空間認知の問題があると、ドアの幅を誤って車椅子をぶつける

評価の意味 認知機能に配慮したリハビリプログラムを組むことで、より効果的な訓練が可能になります。また、認知機能を刺激する運動は、脳の活性化にもつながります。

8. 心理・社会的側面の評価:「心」と「環境」を見る

身体機能だけでなく、心理面や生活環境も重要な評価対象です。

心理面の評価

  • 動作への恐怖心や不安
  • 意欲やモチベーション
  • 自己効力感(できるという自信)
  • 抑うつ傾向
  • 痛みへの認識や対処法

社会的側面の評価

  • 生活環境(段差、階段、家具の配置など)
  • 家族のサポート体制
  • 日常生活での役割
  • 趣味や社会活動
  • 目標や希望

評価の意味 どんなに良い訓練を行っても、本人に意欲がなければ効果は限定的です。また、恐怖心が強ければ、動作の改善は困難です。心理面や社会的背景を理解することで、より実効性のあるリハビリプランを立てることができます。

評価に基づいたリハビリの流れ

1. 包括的な初回評価(60〜90分)

HabiFillでは、初回に十分な時間をかけて包括的な評価を行います。

評価の流れ

  1. 詳細な問診(主訴、病歴、生活状況、目標など)
  2. 姿勢の観察
  3. 実際の動作の観察(歩行、立ち上がり、日常生活動作など)
  4. 身体機能の評価(筋力、関節可動域、バランス、感覚など)
  5. 認知機能・心理面の評価
  6. 生活環境の確認

2. 問題点の抽出と原因分析

評価で得られた情報を統合し、何が問題で、なぜそうなっているのかを分析します。

分析の例 主訴:階段を降りるのが怖い ↓ 動作評価:膝が十分に曲がらず、体重を支えきれていない ↓ 身体機能評価:大腿四頭筋の筋力低下、足関節の柔軟性低下 ↓ さらなる分析:股関節の筋力も弱く、バランスも不安定 ↓ 根本原因:全体的な筋力低下とバランス能力の低下により、階段降段時の安定性が確保できない

3. 目標設定とプログラム立案

評価に基づいて、具体的な目標とリハビリプログラムを立てます。

短期目標(1〜2ヶ月)

  • 大腿四頭筋の筋力向上
  • 足関節の柔軟性改善
  • 階段降段の基本動作習得

長期目標(3〜6ヶ月)

  • 手すりを使って安全に階段を降りられる
  • 外出への不安軽減
  • 活動範囲の拡大

プログラム内容

  • 筋力トレーニング
  • ストレッチ
  • バランス訓練
  • 階段降段の動作訓練
  • 段階的な難易度調整

4. 継続的な再評価と修正

定期的に再評価を行い、進捗を確認します。

再評価のタイミング

  • 週ごと:動作の変化、主観的な感覚
  • 月ごと:筋力、関節可動域、バランスなどの客観的指標
  • 必要に応じて:プログラムの難易度調整、新たな目標設定

評価の意味 評価は一度きりではありません。身体は常に変化していくため、その変化を捉え、プログラムを適切に修正していくことが重要です。

訪問リハビリならではの評価の利点

実際の生活環境で評価できる

病院やリハビリ施設では見えない、実際の生活での困難さを評価できます。

  • 実際の階段(高さ、幅、手すりの有無)
  • 実際のトイレ(広さ、手すりの位置)
  • 実際の寝室(ベッドの高さ、起き上がりやすさ)
  • 実際の動線(玄関から道路まで、など)

生活場面での動作を評価できる

日常生活で実際に行っている動作を、そのまま評価できます。

  • キッチンでの立ち仕事
  • 洗濯物を干す動作
  • 掃除機をかける動作
  • 買い物袋を持つ動作

家族の関わり方も評価できる

ご家族がどのように介助しているか、どんな声かけをしているかも観察でき、適切なアドバイスができます。

利用者の方の声

70代男性のケース(脳出血後) 「これまで受けたリハビリは、筋トレとストレッチばかりでした。HabiFillの理学療法士さんは、最初の1時間以上かけて、立ち方、歩き方、家の中の動き方など、細かく見てくれました。そして、『右足が弱いだけでなく、体幹のバランスが悪く、重心が左に偏っている』と説明してくれました。問題がどこにあるのか初めて理解でき、納得してリハビリに取り組めています」

60代女性のケース(変形性膝関節症) 「膝が痛くて整形外科に通っていましたが、レントゲンを撮って『変形がある』と言われるだけで、具体的な指導はありませんでした。HabiFillでは、私の歩き方、立ち上がり方、階段の降り方など、動作を細かく見て、『ここをこうすれば膝への負担が減る』と具体的に教えてくれました。評価がしっかりしているから、改善の道筋が見えて安心です」

50代男性のケース(腰痛) 「慢性腰痛で、マッサージに通っていました。その場は楽になりますが、すぐ戻っていました。HabiFillの先生は、姿勢、動き方、筋力、柔軟性など、全身を評価して、『股関節の硬さと体幹の弱さが腰痛の原因』と教えてくれました。原因がわかったので、前向きに訓練に取り組めました。評価の大切さを実感しています」

80代女性のケース(廃用症候群) 「入院後、体力が落ちて自信もなくなっていました。理学療法士さんは、できないことだけでなく、できることもしっかり評価してくれて、『ここは大丈夫、ここを改善すればもっと良くなる』と前向きに説明してくれました。評価があるから、何をすればいいのか明確で、少しずつ改善を実感できています」

よくあるご質問

Q. 評価にはどのくらい時間がかかりますか?

A. 初回の包括的評価には、60〜90分程度かけます。その後も、毎回の訪問時に動作や状態を観察し、月に一度程度は詳細な再評価を行います。

Q. 評価だけで終わってしまうのでは?

A. 初回は評価に重点を置きますが、その後の訪問では、評価に基づいた訓練を中心に行います。評価は訓練の質を高めるために不可欠なプロセスです。

Q. 自分の状態を詳しく知ることはできますか?

A. はい、評価結果は丁寧に説明いたします。何が問題で、なぜそうなっているのか、どう改善していくのかを、わかりやすくお伝えします。

Q. 評価だけでも料金はかかりますか?

A. はい、評価も専門的なサービスの一部として料金が発生します。ただし、評価があるからこそ効果的なリハビリが可能になります。

Q. 介護保険のリハビリとどう違うのですか?

A. 介護保険のリハビリは時間が限られているため、評価に十分な時間をかけられないことがあります。HabiFillでは、自費サービスだからこそ、十分な時間をかけて丁寧に評価できます。

評価に基づいた本当のリハビリを

表面的な症状だけを見るのではなく、包括的な評価に基づいて根本原因にアプローチする――これが理学療法士の専門性であり、HabiFillが大切にしている姿勢です。

「なぜこの訓練をするのか」 「何が問題なのか」 「どう改善していくのか」

これらが明確だからこそ、納得して前向きにリハビリに取り組むことができます。

評価なくして効果的なリハビリはありません。HabiFillは、理学療法士による専門的な評価を通して、お一人おひとりに最適なリハビリを提供します。

「今受けているリハビリで本当に良くなるのか不安」 「もっと自分の身体の状態を詳しく知りたい」 「根拠のある、効果的なリハビリを受けたい」

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詳しくはHabiFill公式サイトへ

サービス内容や料金、よくあるご質問については、HabiFill公式サイト(https://reha.habifill.co.jp/)で詳しくご確認いただけます。

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Habi Gymは、国家資格の理学療法士が常駐しているため、持病をお持ちでも、専門的な観点からオーダーメイドのプログラムを提供することできるパーソナルジムです。リハビリで病院やクリニックに通っていたが、その後も体の悩みが改善されない方は一度ご相談ください。

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